日本橋三越を紹介~ラウンジは?重要文化財?

review

外観

三越日本橋本館は1914年に完成し、その後さまざまな改築、増築を繰り返し現在に至ります。

1914年に完成した当初は「スエズ運河以東最大の建築」と謳われたそうです。

2016年には「各時代においてさまざまな集客のための仕組みを取り入れながら増改築を重ねており我が国の百貨店の歴史を象徴するものとして価値が高い」として重要文化財に指定されています。

新築記念のノベルティグッズ等

ライオン像

個人的にはライオン像を見るとまず最初にライオンズマンションを思い出してしまう。

三越正面入り口に設置されているライオン像はトラファルガー広場にあるネルソン記念塔下にあるライオン像をモデルに鋳造したそうです。またこの像は”必勝祈願の像“としても知られ誰にも見られずに背にまたがると願いが叶うそうです。←早朝に行けば誰にも見られず跨がれるかも?

元ネタは海外にあるのに、独自に像に対する解釈が発展し今に至るのは如何にも日本らしいですね。

元ネタのトラファルガー広場のライオン像。確かに同じようなものを作りたくなりますね。

中央ホール

日本橋三越本館はこのホールのために存在していると言っても過言ではないと思えるほど素晴らしいです。

吹き抜け構造自体はショッピングモール等でも珍しくはないですが三越本館のホールはなぜか他の吹き抜けとは趣が異なるように感じます。極端な話一日中見ていても飽きないかもしれません。

また年末にベートーベンの交響曲「第九番」第四楽章が演奏される場所としても知られています。

天女(まごころ)像

中央ホールで一際目を引くのは何と言ってもそびえたつ巨大な像でしょう。この像は昭和35年(1960年)に彫刻家の佐藤玄々氏(1888~1963)が10年!の歳月をかけ完成させたそうです。

私はいつもこの像を見て仁王像を思い出してしまいます。

こんなに大きいと地震の時倒れてしまわないか心配になってしまいます。
弟子の名前が台座に刻まれています。

パイプオルガン

1930年に輸入され1935年に設置されています。←何気に天女像よりも先輩!

演奏者の左右にパイプ室があり、852本ものパイプが配置されているそうです。

屋上

屋上庭園

意外なことに屋上庭園が整備されたのは令和元年(2019)で最近の出来事みたいですね。

あまりにも綺麗にされていて感動します。

私も植物を育てているのでこれだけ大きな庭園の雑草処理や植物の管理をする苦労と労力を想像するとゾッとします。

枯草や落ち葉が一枚も池に浮かんでいない事がこの庭園の管理状態を表しています。
風速10メートルを超えると自動的に屋根は収納されるそうです。
雨天時、傘の無料レンタルもしてくれます。

清香園

盆栽を売っているお店です。普通の園芸ショップに行った間隔で値札を見ると思わず二度見してしまいます。(←百貨店あるあるですかね。私の場合二度見した後に「一、十、百」と口ずさみ、小言を言いながら商品から離れていくのが一連の流れですね。

子供が走り回って壊してしまわないか怖いです。

三囲(みめぐり)神社

三井家の守護社の三囲(みめぐり)神社の分社です。本社は東京墨田区の向島にあります。

おみくじ等はありませんでした。

べビー休憩室

本館7階にはベビー休憩室があります。ここにはオムツを交換するための台や、ミルク用のお湯が提供される機械があります。

ラウンジ

三越日本橋には2つのラウンジがあります。本館6階にある「お得意様サロン」そして本館5階にある「ザ・ラウンジ」です。

お得意様サロン

受付でカードを呈示し中に入ります。

席に案内されると、スタッフの方が飲み物とお菓子を持ってきてくれます。

土日は混んでいることが多い印象です。

混雑緩和のためか1時間までの利用となっています。

飲み物は日本茶、コーヒー、カルピスから選べました。

ザ・ラウンジ

ザ・ラウンジは年間300万以上利用しないと入る事のできないラウンジです。

日本橋三越本店と伊勢丹新宿にのみでサービスが提供されています。

お得意様サロンとは違ってドリンクは自分で持ってくるスタイルです。

入るのがためらわれる程重厚感があります。
ジュースのほかにコーヒー等も提供されていました。

まとめ

日本橋三越は歴史を感じさせる重厚な建築がある一方で屋上庭園のように時代に合わせアップデートしている部分があり、いつ来ても飽きることがありません。行く機会がありましら、是非訪れてはいかがでしょうか。

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